2009/12/29

This is it

遅まきながら、マイケル・ジャクソンの「This is it」を観た。

スリラーの大ヒットしていた時期は、ほとんど音楽も聴かず、世捨て人のような日々を多くっていたので、マイケルの音楽にもダンスにもほとんど興味も持たずに過ごしてきた。

目にしてもビデオクリップ1本程度で、これだけまとまってマイケルの音楽と向き合うのは初めてのことだった。

ライブでも立つか座るかぐらいしか動きのない私にとっては、マイケル・ジャクソンの動きは驚異的だったし、その才能の豊かさとショーのスケールにも感心した。

マイケルのショーのねらいは、スタッフを前にして彼自身が語っていたように「観客に日常を忘れる体験を提供すること」だ。

今の私に与えられた条件では、それは求めても難しいだろうし、追求しようとも思わない。むしろ、私は「日常を見つめ直すきっかけになる演奏をしたい」と思っている。そんなことをしみじみと考えていた。

もちろん追悼作品だが、その実は「その死にあやかって儲けてやろう」という意図のマイケル礼賛Movie・・・

マイケルはあんなふうに賞賛されることではなく、もっと普通に愛されたかったんだと思う。スポットを浴びて輝いている瞬間にも、マイケルがどこか寂しげに見えたのは私だけだろうか。

4 件のコメント:

  1. オネシモです。ご無沙汰をしております。
    マイケルの映画は年明けに20才も年下の姉妹と観に行く
    予定です。Saltさんにはマイケルがどこか寂しげに見えましたか(^_^.) 私も、もし去年のマイケルのオックスフォード大学での講演を読まなければ、観る前からそう思っていたでしょう。

    マイケルの母はエホバの証人で今でも動かれていると聞きました。さすがにマイケルは「スリラー」の後は家庭訪問は止め、
    エホバの証人からも抜けたとか、、、
    講演を英語で読めるなら、その事も話しをしているらしいです
    彼が人を引き付けるのは 類まれなダンスや音楽だけとも限らないでのでしょうね。

    以前、フォーク歌手が隣の人と手を繋いでいったら世界中の
    人と手が繋がって平和になる と言ったのを聞いて
    「あんたは、馬鹿か!」と声に出して言ってしまいましたが、
    マイケルにはスケールの違いを感じました。

    では、マイケルのように
    あなたに神の祝福、平安、がありますように。

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  2. オネシモさん、しばらくです。

    オックスフォード大学での講演ではどんな話をしたのでしょうか。


    よろしければ、もうちょとだけお聞かせください。

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  3. こんにちは。
    マイケルの講演は「マイケルジャクソン オックスフォード講演」で検索すると 幾つも出て来ます。が、英語が分かるなら英語が一番伝わると聞きました。

    整形の話しは、ないようですが、鏡を見る度に、憎き父親に似た顔を見たくなかったというのが最初だったとか。
    その父親を許す心を持ったところから、すべてが始まったそうです。何かのインタビューで聞いたと思います。

    講演は長くて、私にはまとめるなど到底無理ですから
    どうぞ、ご自分で特に英語でお読みになって下さい。

    私も母を憎み、ノートに完全犯罪で母を殺す方法を書き綴った者です。今は、まぁ愛はないですが、主のゆえに介護など
    出来ています。親との葛藤に苦しむ人達が身の回りにも
    沢山おられますが、自分が親になる選択をした人を心の中で
    一体どんな憎しみがあったというのよぉ と馬鹿にしたりしております。
    色々な意味でマイケルは興味のある人間です。召されたので
    これから変な事を起こす心配がないので、安心してゆっくり
    マイケルを振り返りたいです。(^^♪

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  4. 貴重な情報をありがとうございました。

    英文を確認しつつ、マイケル自身の肉声でスピーチを聴きました。

    多くの人が絶賛するオバマの就任演説とは比較にならないほど真実なメッセージが含まれていると感じました。

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