2009/12/05

主人公復活ライブ

いつもお世話になっているPAの阿南氏が若い頃に所属していた伝説のバンド「主人公」の復活ライブがあった。メンバーがそろってステージ立つのは28年ぶりだと言う。当時のファンの女の子(今はオバサン)たちや、それぞれの家族や仲間が見守る中での1日限りの復活。前座は当時の彼らと同年代になった阿南氏の息子がつとめた。

10代の後半から20代の初めに作った曲をいい年になって「あえて」演ることには、様々な意味がある。単に過去を懐かしむ為の同窓会ではないだろう。過去を大事にしなければ、今日も明日もない。ある程度の年月を生きれば、時間の連続性と不可逆性をしみじみと感じるものだ。

とは言え、時間というのは相対的なもの。その長さや質は、その人自身の感性や生き方が決めるのだ。同じ時代を生き、音楽を続けてはいても、それぞれに見ているもの、求めているものは違う。それぞれの人生の選択があり、それぞれの現在がある。しかし、共有できるあの頃の感覚を呼び戻す音楽の力。

Y.B.M氏からの、もうひとつのお誘いをけってまで(実は、こちらにも後から合流したのだが・・・・)観に行った甲斐はあった。Uribossa氏は、私以上に彼らとはずっと親しい。28年前のリアルタイムの彼らを知っている分だけ、さらにいろんな思いで観ておられただろう。

Salt&Uribossaの100年イベントは、「半世紀の反省記」みたいなものだが、ノスタルジックにはしたくない。100年というのは、あくまでも洒落で、私的には右肩上がりの途中経過報告にしたい。

http://www.shujinkoh.net/ 【主人公復活プロジェクト】

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