2009/11/25

末端

ニュースで、文科省関連の予算に関する仕分けの様子が報道されていた。

教員の雑務が多すぎることを問題視して、「文科省からの書類をもっと減らすことが、教員の人数を増やすより大事だ」ということを仕分け人のひとりである元校長の藤原氏が語っていた。それに対し文科省役人は軽くこう言い放った。「その努力はしている。末端にまで伝わっていないかも知れないが・・・」

私はこの「末端」ということばに反応した。その無神経な表現に強い憤りを覚えた。教育の最前線を「末端」と呼ぶ傲慢さに文科省の体質を見る。

私は彼が言う教育の「末端」にいるわけだが、正しくはそこを「教育現場」と言うのだ。

2 件のコメント:

  1. 現場にいてもLIVE感がない職員が周りにいると落ち込みます。
    いろんな事件が起こっていても、火の粉が飛んでこない限りは関係なし。飛んできても逃げるだけ。火事現場では若い人たちが大声で助けを求めていることもよくある。
    少なくとも、現場から逃げる人間にだけはなりたくありません。

    彷徨坊主

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  2. いざというときに現場から逃げるような人は、すでに子どもや親から同僚よりも早く見抜かれてますよ。きっと。

    それが、私たちの仕事の正直なところです。

    やってること(言ってることじゃない)の報いは絶対にあるので、他の人のことは気にせず自分のLive感を楽しみたいと思います。

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