2009/11/24

憂哀

税収が少ないので、民主党がマニュフェストを文字通り実行するのはまず無理である。たとえ、資金が潤沢にあったとしても、「子ども手当」だの、「高速道路無料化」だの、人気取りのバラマキ効果などたかが知れている。そもそもいくら気前が良いふりをしても、もともとそれは国民の金ではないか。

鳩山さんは、学級費を使って買ったお菓子を子どもに配って、理念の浅はかさや指導力の欠如をごまかそうとする小学校の先生のようなものだ。どう考えても、学級費は「もっと別の意義のあること」に使うべきである。

よく教室に掲げてある歯の浮くような目標は、教室から一歩出れば全く役に立たないのが普通だが、鳩山さんの頭の中にあることは、もっと馬鹿馬鹿しい。口に出した瞬間にボロボロ崩れるほど脆弱で芯がない。世の中は教室よりも少しは複雑に出来ているはずだが、鳩山さんなら、小学校でも学級崩壊させそうだ。学歴があっても、ことば数が多くても、子どもの現実や背景に関心のない人には、子どもは絶対なつかない。

上から目線と言うより、どこを見ているのか怪しい目つきのお坊ちゃまの語る「友愛」なんて、いったい誰が本気で信じているのだろう。

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