2010年度最後の日である。過ぎてきた時間をしずかに振り返ると、いろんなものが見えてくる。
物凄い時代のスピードとうんざりするほどの情報量。効率化によって生まれた膨大な無駄。そして、個々の我が儘な要求。人間は合理的な生き物ではなく、存在そのものの中に多くの矛楯を抱えて喘いでいる。
全てをありのまま受けとめた上で、まず優先順位をつける。そして、勇気をもって見過ごすことも大事だ。何もかも自分の納得のいくようなものになるわけがない。
自分に出来ることからひとつひとつ丁寧に片付けていくしかない。気づいた者が気づいたことを出来る範囲でやればいい。誰かを指さしても、制度やシステムを批判しても始まらない。涼しい顔して、涙や汗は人知れず流せばいい。
同じことを経験しても、見ているもの、感じることが、周囲の人とはあまりに違う私だが、「それこそが私が此処にあることの意味である」と受けとめるなら気にならないどころか、かえって愉快でさえある。
悪い時代だからこそ、あえていつも上機嫌でいよう。周囲に元気を与えるためには、まず自分が楽しむゆとりをもっていないと始まらない。
悲痛な顔でがんばる人なんて、誰もあまり見たくないはないだろう。
(写真は第1回アースデー・スタッフの記念写真)
いいですね。ホッします。
返信削除私もこのところ軽い地震酔いがあったりして、
潜在的なストレスを感じていますが、
朗らかに、高らかに生きる皆さんの姿には
癒されます。
私も毎日かなりのストレスを抱えていますが、ストレスがあるから、心の筋力というか、そういうものが保たれるんだと思っています。
返信削除でも、地震のストレスはそういうものとは質がちょっと違いますね。
安易に大丈夫ですよねどとは言えない状況です。東海や近畿も
十分危ない。直下型ならどこで起こってもおかしくはない。
天災ばかりか、政治や経済も非常に不安です。
そうしたことに目をつぶらず、無感覚にならずに、なおかつ上機嫌でいるのはけっこう難しいことです。