2011/03/13

川西町バンド・フェスティバル



ハワイアン、ロカビリー、フュージョン、JPOP、キーボードユニットそしてボサノヴァと、ジャンルも年齢も幅広い出演者だったが、どう見てもS&Uはちょっと浮いていた。

ホールの備品はしっかりしているし、スタッフもよく動いておられるが、何かが足りない。お客さんも悲しいくらいまばら。地震による自粛ムードも影響しているらしい。

どういう人がどんな風に集まって、どんな感じで運営されているのか興味があって参加した。地元でのつながりを大事にしておられる相方Uribossa氏がこれまでに紡いでこられた人間関係の上にのっからせてもらった感じだった。それにしても、室生の田舎だけでなく、こういう町おこし的なイベントって難しいんだなあとしみじみ思う。

6月には私の地元である宇陀市の音楽祭に出演してもらうが、多分こちらははじめての試みなので、そんなにうまくはいかないだろう。

町に文化を根付かせるのは難しいのだ。失敗しても、うまくいかなくても、こうした小さな事を積み重ねるしかない。マスコミによる宣伝を使った一過性の祭りでは何も変わらない。

写真は1000万円のスタインウエイのピアノ。単純に有名人を呼ぶとかではなく、こういうイベントは企画自体はとても良いと思う。

今回のCDの売り上げはすべて地震の義援金とした。金額はわずかだが、とりあえず「全額」というのがS&Uの心意気である。

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