2011/01/16

タンゴの単語がわかってきた


TVでアルゼンチンタンゴの番組を観た。去年から数回にわたってタンゴのライブを観に行ってから、ちょっと興味が湧いてきた。と言っても、私にはダンスには素養がまるでないので、動きに関してはスゲェ~と驚くだけ。

私が観た番組はタンゴの世界選手権を取材したもので、演奏者や音楽にスポットがあたることはなかった。当然、タンゴはダンスミュージックなわけで、音楽とダンスは切り離せない。

私が興味深く思っているのは、あれほどアクセントの強い音楽なのに、打楽器を使わないこと。バンドネオンとバイオリンが絡み合いながら、哀愁漂う曲調をしみったれずにうスキッと演奏するのも気持ちいい。

何と、その選手権では日本人女性がチャンピオンになった。日本でも静かなタンゴブームなんだそうだ。それはなぜか。女性たちにアンケートをとったところ、タンゴの最大の魅力は、「100%男性にリードされること」だそうだ。なるほど、男性はつないだ手と肩に回した手によって女性の動きを完全にコントロールしている。複雑なステップも男性が女性の動きに先駆けて導いていくようだ。

もちろんタンゴのダンスの最大の魅力は女性の華麗でしなやかな動きである。男性の動きは極めて地味で、女性を美しく魅せることに徹している。

これは、なかなか深い。まるでキリストと教会のそれではないか。

エペソ5章がちょっと見えてきた。

4 件のコメント:

  1. 老人に対し”タンゴセラピー”もあるそうです。そのまんま、
    タンゴを踊ると元気になる、というものです。そのもののもつ力は侮れませんね。

    「教会」についてゆっくり聞かせていただきます。

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  2. タンゴセラピーですか?ちょっと想像出来ませんが、きっと社交ダンス系でしょうね。

    今度、タンゴ聴きにいきましょう。

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  3. タンゴに打楽器が無いのは改めて驚きです。
    人間の聴覚は謎がいっぱいですね。

    このたびのエペソ書のシリーズには、
    個人的にも特に期待しております。

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  4. 音楽の世界は深いですね。

    エペソはさらに深くて及びもつかぬスケール感があります。

    「私」という小さいスプーンで掬える範囲ではありますが、出来るだけ真っ直ぐに話してみようと思っています。

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