そつぎょう
①学校の全教科または学科の課程を終了すること
②ある状態・段階を通過すること
末っ子の卒業式に出た。
懐かしい昭和の匂いのする田舎の中学校の卒業式。
息子が答辞を読んだ。
「○○中学校 ありがとう 桜の木の下でまた逢いましょう」
そういう内容だった。
末っ子なのでわがままで甘えん坊で、ずっと幼いイメージしかなかった彼だが、いつしか私の身長を追い越し、野太い声で生意気なことも言うようになった。そんな息子も9年間の義務教育を今日で終える。
「3人の子どもに対する国民としての義務を果たし終えたことになるよなあ」といつものように馬鹿馬鹿しいことを言う私に「ほんまやなあ」と感慨深く相づちを打つ妻。
義務教育を終えさせても、子育てはまだまだ続く。
先日は、公立の試験が終わって帰って来るやいなや、「ケイタイ欲しい」と訴えて来た。上のふたりにケータイを持たせたのも高校からで、そういう約束になっていたからだ。
ところが、妻のケータイと妻を使って職場に訴えてくるその横着さが、私の首をすぐには縦に振らせなかった。
ちょっとかわいそうだが、私は「まだ中学生だろう。部屋を片付けなさい」という主旨の返信をした。
末っ子はケータイ欲しさに2日かけて必死に部屋を片付けていた。
私もそれを見て、自分の部屋を少し片付けた。
卒業・・・・・
悪くない響きだ。
卒業おめでとう。
返信削除みんな子どもがどんどん大きくなるね。
サラリーマン時代の上司が、長男が生まれたときに話してくれたことは今でも心に残っている。
「子どもが3才になるまでで、親は子どもからの一生分の喜びをもらったことになる。だから、その後はどんなことも受け入れなあかんよ。」と。
本当に子どもの3才頃までの笑顔に、何度心癒されたか。
だから今でもニキビ面の豚児や「めぐみ」という名の不良娘に手を焼いても呟くまい。
3才までで一生分なら、中学卒業するまでには、五生分ぐらいの喜びをもらったかも知れません。
返信削除ここ数年は正直ハンパじゃなくキツかったですが・・・・もうすぐ飛び跳ねて喜ぶ予定もあるので。
親業を楽しみましょう。
神が第1、家庭は第2、それから仕事です。この順番だと全部うまくいきます。
「青は藍より出でて藍より青し」
返信削除子供が小さいかったときは、子供の手を引き
親は前を歩きました。
成長してくると、子供達は、親と肩を並べるようになります。
大人になるときには親は我が子を、引いた手で、押しだし自分の前を歩かせる。
子供に追い越されることは、腹立たしくもあり又、何より嬉しいことですね。
ご卒業おめでとうございます。