2010/03/23

出会い系サイト

自分を棚に上げて申し訳ないが、正直クリスチャンを名乗る連中とは誰とも会いたくないし、新たな出会いにも何ら期待もしていない時期もあった。

「あなたはクリスチャンですか」と問われたら、「あなたが考えているようなそれではない」という言い方しか出来ない時期があった。どう答えても誤解されるのなら、間違って理解した気になられるよりは、理解されない方がマシだと思っていたからだ。

私は心の中でずっと主に訴えて続けていた。「みことばが約束している『傷なきしみなきキリストの花嫁』なんていったいどこにいるのですか?キリストのフィアンセを自称する女は、結婚式に備えるどころか、まるで、バラバラ死体遺棄事件みたいになってるじゃないですか、各地で肉片の朽ちる腐臭が立ち上っています」と・・・・

そんな渇きを、主は私が思ってもみなかった方法で満たしてくださっている。それはインターネットという10年前には見向きもしなかった手段を通じてである。主は真実であり、主のなさることは、私の想像をいつも遥かに越えている。

とは言え、私はネット社会を単純に肯定しないし、未だにネットには懐疑的で、一定の心の距離を置いている。不愉快な要素も危険も不安もいっぱいある。「好きか嫌いか」と二者択一を迫られるとしたら迷わず「嫌いだ」と答える。しかし、これほど素晴らしいことが続くと、私の心もだんだん緩んできた。

ネットでの配信をしなければあり得なかった交わりが現在ある以上、飛行機は嫌いでも外国に行きたければ空港へ向かうようにPCの前に座るようになった。「大嫌い」が「それほど好きじゃない」くらいになった。

私のHPがまさに「出会い系サイト」となって、リアルな兄弟姉妹たちが次々に私の前に現れるのだ。いわゆる「教会」をエクソダスした人もいれば、中には一回も「教会」に行ったことがないという人までいる。家族そろってお付き合い出来る方や、そうした出会いがもとで本当に結ばれたカップルまで登場した。

ここ数年、ネットを通して働かれる主のわざを見続けている。それは、私の渇きと叫びに対する思いがけない答えであったことが、また嬉しい。

ただ私が知らなかっただけで、主は各地に御自身のしもべを育てて守っておられるのだ。私は主の前に思い上がった渇きを訴えたことを恥じることが出来るまで、いろいろな出逢いを与えてくださった。

各地の人手によらぬ交わりが、この世では決してひとつのかたちを持つことなくても、やがてひとつの大きな喜びにつながっていくことだろうと思う。

4 件のコメント:

  1. 主は各々にその持てる力を発揮するよう機会を与えて下さっているのでしょうね。それにしても、Salt氏のご意見は痛快ですね。 

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  2. 内面の美男、美女が集まる出会い系サイト
    いつも楽しみに拝見させて頂いております。

    ”この世では決してひとつのかたちを持つことなくても、やがてひとつの大きな喜びに”

    ネットは今や世界を一つに束ねる必須ツールとなりつつあります。「666」がワールド.ワイド.ウェブじゃないかと思ってみる時もあるほどです。
    そこには数え切れない中傷や悪巧みもあります。
    とにかく色んな意味で「ますます」が進みます。
    支配する者は今日もバベルの塔をつくり名をあげようとしています。英雄と呼ばれた者が夢に描きながら、なしえなかった、One World 世界制覇。

    隣人の友は野鳥の仕事人です。
    長野でも白鳥や鴨の集まる場所が何カ所かあります。観光の為か環境に良くない肥大したコロニーを作ってます。彼に言わせると「もっとも危険な状態」だという。自然のモノを不自然に集めると伝染病や異常な行動パターンを引き起こす危険があると。
    割と平和そうな生き物でもそうなら、人はどうなのか。
    メガチャーチをことさら否定もしたくないが、「数は力」の世の法則は大きく働く。
    ハデスの門も勝てないという教会とは名ばかりで、派閥や牧師のスキャンダル一つで簡単にバラバラになる。

    形のあるものはこの世において変わっていくもの。
    はじまりのあるモノはおわりもある。
    サタンはバラバラにする天才で形のあるものなら何でも壊すことが出来る様に見える。
    ○○教会と看板をあげたときから成長より分裂が始まる可能性を持つ。
    人には出来ないが神には出来ると言った方がなさったこと。
    それは、神には出来ないが人には出来ることの様に見える。
    死ぬという事。
    神は死ぬという経験をしたことは無かった。
    よみがえるという事は一度死ぬことが条件。
    この世の力は死んだ者には無力だ。
    誘惑しても脅してもいうことをきかせることが出来ない。
    有名な言葉ですが、
    一度生まれて、2度死ぬか。
    2度生まれて、一度死ぬか。

    私はある意味で、2度死んで、もう一度生まれるつもりです。
    朝型の私が珍しく日が変わってから書いているので文章も意味不明になってきましたが、シ○ガーさんの文章になんだか少し似ている感じと自画自賛。(すみません、バカの戯言と思って、お流しください)

    とにかくエリヤに言った7千人、主の言葉ですから信じ、許しあるなら半分ハズレだったとしても、見てみたい。

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  3. saltさんの渇きを満たしてくださっている主は、私の渇きにも満足を与えてくださっています。

    「クリスチャンですか?」との問いに「ハイ」と答えようものなら、次は「どこの教会ですか?」とほぼ100%間違いなく聞かれる。
    「どこの」と問うこと自体がおかしな話なのだが、彼らにはそれが分からない。
    私の考える教会と 彼らの言う教会は全く別のものだ。
    説明しても理解してもらえないどころか不愉快な気持ちにすらなる。
    真の教会・真の兄弟姉妹に対する渇きをもって、出会いと交わりを下さいと主に願っていた。
    私も「出会い系サイト」によって、内なる共鳴をおぼえる兄弟姉妹の存在を知り主に慰められた。
    人手によらぬ交わり、、、最高のまじわり。
    ヨハネ11-52にこうある
      「国民のためばかりでなく、散らされている神の子たちを   一つに集めるためにも死ぬ、と言ったのである」
    神の霊により一つに集められる。

    リアルでもお逢いしたいです。
    近いうちに。

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  4. みなさん、温かいコメント感謝します。

    不謹慎なタイトルですが、自分としては、けっこう気に入ってたので、理解していただけてよかったです。

    電気やさんが書かれている「肥大したコロニー」の話は非常に教訓的です。

    キリスト教の政治的文化的侵略は、外来種の生態系破壊に近いものを感じます。



    ネズミさん、匿名さんともリアルにお逢いできる日を楽しみにしています。

    電気やさんとは近々お逢い出来そうです。

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