2011/05/06

黄色



黄色は「太陽の色」であり、幸福感や運気を呼ぶ色だとされている。色彩心理学的にも「希望」や「欲求」を表わすとされる。

日本でも人気の高いゴッホも黄色を好んで多様した画家として知られている。ゴッホの黄色には彼の強い情念を感じる。私があんな風に黄色を使うことはないだろう。黄色を使わないどころか、ここのところは、絵を描くことも殆どなくなった。今年は久々に子どもに図工を指導するので、もしかしたら、手すさび程度にまた何か描き始めるかも知れない。

1980年代は日本でも黄色ブームがおこった。黄色のパッケージのカロリーメイトがヒット商品となり、電話帳をイエローページとネーミングし、表紙も黄色に変わった。ファッション界でもひまわりブームがおこった。当時の日本の世相や日本人の心理状態を反映しているのだろうか。

子どもが選ぶ色と心理状態には興味があるが、単純に類型化して、説明を加えるのは好まない。

それにしても、改めて日本人の色感の豊かさに驚く。色の捉え方そのものが自然体験と結びついている。

油絵の具の表記で慣れきってしまったカドミウムイエローとか、クロムイエローなんて、実にどうしょうもない呼び名である。

http://www.i-kaigo.com/yellow-beauty/yellow-yellow.html#19

0 件のコメント:

コメントを投稿