2011/05/03

真相は水の中



ビン・ラディンが殺された(らしい)。

もし、殺されたとされる人物が御本人であれば、生かしておいていろいろとお尋ねせねばならぬこともあったはずだ。 何一つ証拠がなく始まった「テロとの戦い」の重要な証拠をそそくさともみ消す。これが私たちの同盟国の常套手段である。

語られてまずいことがあったからあわてて殺したのか、すべてはアメリカ政府の筋書きどおりを演じただけなので、何一つ聴く必要がないのか、普通に考えればそのどちらかである。

フセインの息子を死後11日間も放置した米政府が、今回はテロリスト側に配慮して水葬。政府高官は「イスラムの伝統に沿って土葬で行う」と述べていたが一転水葬になった。「引き取り手がいないからだ」と説明した。つまり、死体を公式に確認させずに海に処分したのだ。

かつてレーガン政権の強硬姿勢はソ連の危機感を高めすぎて、冷戦のもう一方の主役の自己崩壊を早めた。これによって、永久に終わらないはずの公共事業も頭打ち。

しかし戦争とその危機感のもたらす需要は、アメリカ経済の至福とアメリカのエリートたちの私腹のために不可欠なので、冷戦がなくなると、反イスラム原理主義の対テロ政策によるホットな戦争を思いついたというわけだ。これが、ブッシュからオバマへと受け継がれた。

「911陰謀論」についてここで詳細を語る気はないが、それは「論」ではないことだけは明言しておきたい。

私たちがニュースとして聞かされているものの大部分は、決して真実ではない。

たとえば、ビン・ラディンの遺体とされる写真を、きちんと検証もせずに多くのマスコミが報道したが、これは合成であることが明らかにされている。しかも、この写真は2001年にすでに報道されていたもの。さて、ビン・ラディンはいつ死んだのかな?

さらに2010年の1月にはFBIが捏造したビン・ラディンの写真をめぐって素材(ネタ)にされたスペインの議員が怒っているという記事が16日のスペイン紙エル・ムンドに掲載されている。

http://www.afpbb.com/article/politics/2683644/5168088
【ビン・ラディンWANTED画像の素材となったオジサンに関する記事】

まあ、FBIが正式に刑事告訴もせずに、懸賞金をかけた画像に、赤の他人のものを使わざるを得ないのは、ビン・ラディンがすでに存在しないことを知っていたからかも知れない。

かねてから様々な病気や死亡説があったように、米軍の関係病院でずっと以前に死んでいた可能性も否めない。

要するに、生きていた方が都合の良いときには死んでいても生かされ、今、死んだほうが都合がよくなれば、死んでいても、もう一度殺される。それが彼らのルール。

世界中のお人好しは、こういうお粗末な茶番をたくさん信じこまされているのである。

真相は水の中。しかし、簡単に水に流してはいけない。

見ずに何を信じるべきか。

5 件のコメント:

  1. ん~、まるで3億円容疑者のモンタージュ写真ですな~。

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  2. 左端のビンラディンの写真は、元は右向きでそれを反転させて使っています。それにしても幼稚なものです。

    スペインの議員はそりゃ怒るでしょ。FBIにしろCIAにしろ、その本質は星条旗をかざすヤクザですから、北の金さんより酷いものです。

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  3. エシュコル2011年5月4日 12:27

    おまけにビン・ラディンは武器を持っていなかったそうですね。当初から殺害が目的だったと政府高官が語ったとか。報道官はあくまで、武器を持っていなくても抵抗をした為と言ってます。

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  4. このことによらず 事の真相を どのように知ることが出来るのでしょう、、、?
    私の軽い頭脳 思考能力を失い 愈々軽ーーーーーく!!

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  5. 「これが真相です」なんて言うのも嘘が多いし、最も悪質な嘘は、大部分が本当で肝腎な部分の偽りによって、全てが反転するような嘘です。

    結局、人は自分の信じたいことを信じているに過ぎず、私が信じていることの確からしさを保障するものもありません。

    私が信じていることは、「ただ私が信じているだけ」なのです。

    だからこそ、「人が何を信じるか」は重要なのだと思っています。

    「何を信じるのも自由」ですが、「何を信じても同じ」だとは決して思いません。

    愛というのは、交換不可能な人格を信じて求め合うところに成り立つ関係性だからです。

    私はイエスの人格と品性を愛し、彼を信じています。

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