2010/04/04

ワラシはワタシ

さて、ふるさと元気村を出た創作実験工房「童」だが、私は別に荷物の置き場に困るくらいで、よく考えてみれば創作実験工房「童」というのは、ふるさと元気村2番教室の名前というよりは、私自身のことなのだ。

工房名をつける時は、ずいぶん悩んだが、「童」と書いてワラシと読ませた。昔風、田舎風の子どもの呼び方である。呼び方だけでなく、子どもは昔のように育たないと田舎っぽい環境で育たないと駄目だと思っている。子どもは緑や水や風のない町でまともに育つはずがない。

「童」という字は「里の上に立つ」と書く。それが気にいったのだ。さらに「童」という字は土の上に音が重なっている。まさにsound of earthではないか。しかも、私は3人の子持ちで男の子も女の子もおり、おまけに小学校の教員である。このネーミングは今でも最高だと思っている。

私が生きている限り、創作実験工房「童」はつづく。

というわけで、今月のリコーダー講座は、場所を室生ぬく森の里・学びの部屋に移して実施することにした。

4月24日(土)10:00~12:00

http://www.city.uda.nara.jp/nukumorinosato/index.html【室生ぬく森の郷】

14 件のコメント:

  1. あ、ここは前に温泉に浸かった所ですね。懐かしいです。

    東京などは無機質な機能的環境だけですから、いのちを育てるのは困難です。若い夫婦が普通に子供を育てる環境がないのですね。ニッポン、ほんとにヤバイと思いますよ。

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  2. あ、ここは前に温泉に浸かったところですね。

    東京などは無機質な機能的環境で(養老先生の脳化の極地)、若い夫婦が子供を育てることが困難になっているのですね。いのちは土の匂いがするところで育つもの。そちらの環境は素晴らしいです。

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  3. ところが、ここは温泉ではないのです。私の家から歩いて5分の場所です。

    Lukeさんたちをお連れしたのは、曽爾の「お亀の湯」というところで、このあたりでは一番人気の温泉です。

    宇陀や赤目周辺にはまだいくつか温泉がありますので、次回は是非あちこち行きましょう。

    養老さんの都市論や参勤交代のすすめは面白いですね。彼もゾウムシ集めながら、バランスを保っておられるんでしょうね。

    これからは、自然と都市を相対化できる経験を持っている人が少なくなってくるので、ますます妙な言説がまかりとおるようになるでしょうね。

    養老さんの世代の発信は、まだ聴くに値しますが、虫取りなんかしたことのない秀才がグーグルで集めた知識だけで語り始めると、とんでもないことになるのではないかと・・・・

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  4. また、新しい展開のための流れ、ですね。

    24日は参加させてください。また、お迎えをお願いせねばなりませんが…。

    リコーダー講座を午前のみ、とされたら、私も今年度は早起きして参加し、午後、室生だけでなく赤目などへもぶらぶら探索してみます。ど~んともどって鶴橋の焼き肉やコリアン・タウンをぶらつくなど大阪探索もできるな~

    元気村での活動、本当にご苦労さまでした、素晴らしい機会を用意してくれ、ありがとう!

    「童」ファンの私にとっても新しい展開です^^

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  5. 駅からは元気村より近いです。

    最近は午後参加が多かった銀じ郎さんを思うと、時間帯をどうしようかと結構迷ったのですが、元気村とは違って密室空間なので(悪くない研修室なんですが)「1日は気が滅入るな」と先読みして、午前のみのプログラムにしました。

    「午後のみ」とするよりは、時間をたっぷり使えると思ったのです。

    お詫びに、「午後の部」はそうしたご希望をふまえてオプショナルツアーを企画します。

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  6. 童いい言い方ですね。
    さしずめ私なら「クソガキ」でしょうか。
    良く言われました。

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  7. 最近は、土から生えてきたような野生児が少なくなりました。

    この「クソガキ!」と蹴り飛ばしても、ヘラヘラ笑って近寄ってくるようなふてぶてしい子どもを育てたいです。

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  8. 「土から生える野生児」とかは死語ではないでしょうか?うちの大学の子たちなどは、みなファッション雑誌のモデルみたいなもので、人工培養されていますから。なんだかみんな同じ顔に見えるわけです。ま、アイドルの顔が区別できないのはオジサン化の兆候とか言われるとそれまでですが・・・。

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  9. 確かに死語ですね。

    あと「風のにおいのする子ども」とか・・・

    生き物としての感覚が弱ってくると、人間おしまいです。

    私は何よりそういうことが大事だと思っています。

    霊的なことより50歩も100歩も手前の話です。

    生き物としての感覚がまともなら、偽預言者に騙されたりしないですよ。きっと。

    それから、アイドルの顔の話です。

    「おにゃん子→モーニング娘→AKB」という流れには、個人的には全く無反応なのですが、学校の子どもたちは見事にイメージ操作されて、おっかけてますね。子どもたちが今何に興味を持っているかは常に興味があります。

    アイドルとは良く言ったものです。アイドルもアイドルの追っかけもみんな似たような顔、似たようなふやけた脳みそになるんでしょう。ああいうものに夢中になる子は、例外なく自分で考える力は弱いです。

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  10. そうなんです。昔はほんとに土や風の臭いがしました。今はコロンです。

    小学生がAKBなどのイメージをおっかけるのですか?おどろき。うちの学生は「non・no」、「vivi」、「cancam」や「with」とかでしょう。アイラインとか、マスカラで、人形みたいな造作になってますね。

    そういう子を相手に、私も「ちょりーっす」とかやってるわけでして・・・。思考回路ではなく、ほとんど脊髄反射の世界です。

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  11. 彼らの世界のことばで接するしかないわけですから、私も小学生相手ですから。

    しかし、語群が狭められていくと、自ずと作文も難しくなるわけで、その中で福音を伝えるのは難しいですよね。

    それでも辛うじて伝わる十字架の圧倒的な力。

    逆に、語群が貧困でも等身大のことばに意外に説得力があったりします。

    確かに、職員会議より3~4年生の学級会の方がいい意見が出ます。

    「宣教のことばの愚かさ」とは、意味深長ですね。

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  12. そうですね、私が彼女たちと接していて感じるのは、そのみずみずしい感性ですね。メールなども文字が生きて、躍っているわけです。何か、ほっと潤される部分があるのですね。

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  13. あれ、Saltさんのコメントが消えてしまいました???

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  14. このコメントですね。復活させます。
     

    彼らの世界のことばで接するしかないわけですから、私も小学生相手ですから。

    しかし、語群が狭められていくと、自ずと作文も難しくなるわけで、その中で福音を伝えるのは難しいですよね。

    それでも辛うじて伝わる十字架の圧倒的な力。

    逆に、語群が貧困でも等身大のことばに意外に説得力があったりします。

    確かに、職員会議より3~4年生の学級会の方がいい意見が出ます。

    「宣教のことばの愚かさ」とは、意味深長ですね。

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